令和3年4月より新潟県バレーボール協会の会長を務めさせていただいております森光雄と申します。長年にわたり新潟県のバレーボール競技発展にご尽力され、多大なるご功績を残された中山前会長の後任として、当協会でのキャリアのない私に会長という大役が務まるか心配ではありますが、ご推薦・ご指名をいただいた皆様のご期待に少しでも応えられるよう全力を尽くしたいと思っております。
当協会が創立されてから今年で75周年となります。その長い歴史の中で、幾多の困難を乗り越えながら新潟県のバレーボール競技の普及と強化にご尽力されてきた先輩諸氏が志を共にし、築きあげた当協会の盤石な組織・体制をさらに強固なものとし、新体制の下で喫緊の課題への対応や5年後、10年後の新潟県、日本のバレーボール界のあるべき姿を見据えた取組みを展開していきたいと考えております。
幸いにも、新体制で実務をリードする早川理事長、藤澤事務局長は当協会で強化部長や常任理事としての実務経験が豊富であり、多くの関係者から信頼を得ている方々です。また、他の役員の皆さんもその道のスペシャリストが揃っており、頼りになる方々ばかりです。「バレーボール愛」と「新潟県愛」に溢れる方々と喫緊の課題解決を最優先としながら、大きな夢に向かって一緒に仕事ができることにやりがいを感じています。会長としてその先頭に立ち、ぶれることなく舵取りをしていこうと決意しております。
さて、昨年初より続いている新型コロナウィルスの感染拡大は2年目の現在でも終息が見えないばかりか、新たな変異ウィルスの感染拡大によりこれまで少なかった若い世代への感染拡大や重症化も進んでいます。このような状況の中で、当協会が主催する各種県大会をどのように開催(又は中止)するのかは喫緊の課題の1つであり、慎重な判断と万全の準備が求められております。この対応として、5月8日(土)に行われた当協会の第1回理事会では、次のような基本方針が提案され、承認されました。
基本方針
選手、スタッフ、役員など大会参加者の健康(命)と安全の確保を最優先とし、JVA及び当協会が示した大会運営のガイドラインに準拠した感染拡大防止策をとることで、可能な限り大会を開催したい。大会主催者及び主管支部協会は、上位大会の有無、参加申込みチーム数、県内の感染状況、近県の対応状況、感染拡大防止策の取組み状況などを考慮し、大会実施の有無を総合的に判断する。
多くの制限の中で我慢を重ねて練習に励んできた県内のバレーボール選手や愛好者の皆さんに、今年こそは練習成果の発表の場として試合をさせてやりたい、という気持ちは協会役員全員の願いです。しかし、新型コロナの感染拡大は深刻な状況が続いており、参加者の健康と安全を最優先するという立場から大会の中止を決断せざるを得ない可能性も十分あります。いずれにしても、選手や指導者の皆さんには明日への希望、将来の夢に向かって、これまで通り練習に励んでいただきたいと思っております。
このHPも新体制のもとでリニューアルされました。更新が遅れている部分もありますが、事務局で対応しておりますので、今しばらくお待ち下さい。今後も新潟県のバレーボール選手、愛好者、指導者、スタッフ、保護者、応援して下さる方々などの多くの皆さんに必要な情報をタイムリーに発信できるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
プロフィール
○1955年新潟市生まれ
○山の下中→新潟高校→東京教育大学(現筑波大)→新潟教員バレーボールクラブを通して18年間バレーボール選手として大会に出場、ポジションはセッター
○高校時代はインターハイ県予選3位、キャプテン
○大学時代は関東大学1部リーグ戦などに出場
○新潟教員バレーボールクラブでは全国教員大会3位、北信越国体2位、キャプテン
○新採用2校目の西蒲原(現新潟市)中之口中で男子バレー部を創部、3年目で県大会優勝、北信越大会2位、全国大会出場
○中学校教員から教頭、県教育庁保健体育課指導主事、新潟市教育委員会総括管理主事、県中学校長会副会長、新潟市中学校校長会長、鳥屋野中学校長を最後に退職
○新潟医療福祉大学健康スポーツ学科特任教授(6年間)、女子バレーボール部部長、信越大学バレーボール連盟会長などを歴任し、2021年3月末に退職
○現在は同大学教職支援センター非常勤講師